活性酸素


私たちの身体は約37兆個の細胞から成り立っているといわれており、その細胞の中にはミトコンドリアという器官があります。
ミトコンドリアは、私たちが食事や呼吸で得た糖分と酸素から、生きるために必要なエネルギーを生み出しています。

その際、副産物として発生するのが「活性酸素」です。
私たちが呼吸によって取り込んだ酸素のうち、約2%が活性酸素になるといわれています。

活性酸素には、「善玉活性酸素」と「悪玉活性酸素」の2種類があります。

「善玉活性酸素」は、外から侵入してきた細菌やウイルスから身体を守る免疫機能や感染の防御を担っています。

一方「悪玉活性酸素」は、ウイルスだけでなく身体の細胞まで傷つけてしまい、身体を酸化=細胞を錆びさせてしまいます。
悪玉活性酸素の中でも、特に毒性の強い「ヒドロキシルラジカル」は酸化力が非常に強く、体内のタンパク質やDNAなどを簡単に酸化させてしまい、ガンや生活習慣病、老化の原因の一つになるといわれています。